森 益男 会長就任の挨拶このたび、栄えある岐阜中ロータリークラブの第14期会長職を務めさせていただくこととなりました。会員の皆さまのあたたかいご支援を切にお願い申しあげますと共に、一言ご挨拶と所信を申し上げます。 今回この大役をお受けするにあたり、私なりにわが身を振りかえる機会をいただきました。そして、確かに私自身はクラブ創立以来のメンバーではありますが、只々その時々に応じて周りのメンバーの方々と共に時を積み重ねてきただけのことで、とても「立派なロータリアン」といえるような存在ではないこと、さらにまた、歴代会長はじめスタッフの卓越したリーダーシップとクラブづくりに対する情熱を再認識する時、わが身の未熟さに比べて与えられたその責任の大きさを痛感し、今はただ改めて身の引き締まる思いでいっぱいです。 さて、近年の、主として経済環境を中心として厳しい社会の変化は、政治・文化のみならず私たちの周りにも大きな波紋を及ぼし、それはロータリークラブにおいてさえ例外ではありません。現在、ロータリー活動は大きな転換期を迎えており、心あるロータリアンたちが、真剣に新しい方向性を模索していることを私たちは感じています。しかしロータリークラブには根本的にロータリーの理念である人間尊重を礎とした大きな「奉仕の精神」という柱があり、それは確固として変わるものではない、とも私は考えています。 偉大な詩人、松尾芭蕉は『先人の後を追うな、先人の求めたものを求めよ』と、言い残しました。もとより大変な時代であります。社会情勢や経済状況の変化、価値観の違い等による会員数の減少も軽々には解決されないでしょうし、予算やプログラムの縮小化は、組織として何より頭の痛い問題です。 しかし、こんな時代だからこそ私たちはロータリアンとしての自覚と行動力を発揮しなければならないと思います。そこで、本年度の重点テーマとして
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