「祝 十五周年事業年度」
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会長 音瀬晴夫 |
”入りて学び、出でて奉仕せよ(Enter to learn, Go forth to serve)” 申し上げるまでもなく、ロータリー運動の精神を表す有名な言葉でありますが、このたび岐阜中ロータリークラブ第16期の会長を務めるにあたり、もう一度この言葉を噛みしめてみたいと思います。
2005〜2006年度はロータリークラブの新世紀にあたる年であり、わが岐阜中ロータリークラブも15周年を迎えます。
この年に、会長という重職を担うことになり、私自身、あらためてロータリーの意義というものを考えてみたいと思います。
1905年にアメリカ、シカゴでロータリークラブが誕生して、今では世界166カ国で、クラブ数3万2千、会員総数120万人を超えるまでに成長し、日本でも、2千3百ものクラブ数があり、会員も10万人を超えるまでに発展し、100年もの長きにわたり継続してきた要因とは一体何だったのか、素朴な疑問を持ちます。
私自身、岐阜中ロータリーのチャーターメンバーとして活動歴は15年になりますが、これまでは、”例会に出席し”、”卓話を聞き”、”会員の方々と懇親を深め”、”様々な行事に参加する”。といった姿勢で臨んでおりました。
しかし、それでは、他の会合や交流会と何ら変わるところがありません。ロータリーの特徴は、職業奉仕であり社会に対する貢献ということを前提にしている点にあります。志を高く持ち、自らが進んで行動する、こうした方々の集まりがロータリーであり、それだからこそ世界中で支持を集めているのだと思います。
会長就任にあたり、歴代会長が目指してこられた奉仕の精神を引き継ぐことになりますが、この1年を常に「奉仕の理想」というものを考えて取り組みたい。結論は見出せないまま1年が終わることになると思いますが、ロータリーにおける「奉仕」とは何かを常に考え、意識してまいりたいと思います。
最近では、景気低迷を反映してか、会員は減少傾向にあり、例会における出席率も伸び悩んでおりますが、私自身、これまでの惰性に流された活動を反省し、新たなスタートをきるつもりで会の運営にあたりたいと考えております。
15周年の記念事業につきましては、今年度の岐阜中ロータリークラブのメイン行事となりますが、全体として「和」をコンセプトとして進めてまいりたいと思います。
これは、会員相互の和はもちろんのこと、他クラブとの調和を図り、同時に日本文化のよさである「和」を活かした事業とすることで、ロータリー活動のムードを高め、更なる飛躍への第一歩とするものであります。今期は、15周年の記念事業を中心にとらえ、改めて、新しい活動を行うということは、特に考えておりませんが、冒頭のロータリー精神を十分に学び、活かしてまいりたいと考えておりますので、皆さまのご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 |