インドにおけるポリオ撲滅ボランティア

国際ロータリー第2630 地区ロータリー財団部門
ポリオプラス小委員会
故金正司委員長

2020 年1 月18 日~20 日までインドデリー市内でのポリオ根絶運動のボランティアに参加してまいりました。
今回の目的は1 月19 日~20 日にインドで行われたNID活動に参加するため、日本のロータリアン「チームポリオジャパン」約50 名とチームリーダーを務める青森弘前アップルロータリークラブの関場医師と同行させていただきました。NIDとはNational Immunization Day(全国一斉ポリオワクチン投与の日)の意味です。ロータリーはポリオ根絶活動に対して資金提供に留まらず、世界各地で実施されているポリオワクチン一斉投与のボランティアとして世界各国から多くのロータリアンが参加しています。

現地では日本からの「チームジャパン」のメンバーが、インドの1 億7,000 万人の5 才未満の子どもたちへの一斉投与を行うNIDの一翼を担いました。ポリオワクチンは注射器ではなく経口投与なので、インドでは医師の資格がなくても投与が可能です。私も2 日間で200 人以上の子どもたちに2 滴ずつのワクチン投与を行ってまいりました。

過去インドではポリオ患者数が年間3 万人以上でしたが、2014 年にWHOがポリオフリーを認定しました。現地での初日は広報パレード・ポリオ治療拠点病院の見学、19 日はマディープル地区にてグループに分かれ広場にてワクチン投与活動、20 日はラフバーナガー地区での戸別訪問によるワクチン投与活動と忙しく有意義な毎日でした。
この活動をロータリアンの一人として末永く継続することを子どもたちに誓い、帰国の途に着きましたことご報告いたします。