担当 直前会長 長井義夫会員
本日はJAZZ入門ということでJAZZを分かりやすく解説していきたいと思います。
ジャズの特徴はクラシックと比べて違いは二つあります。最初に、ジャズの場合にはインプロビゼーション(improvisation)といいまして、アドリブで自由に演奏します。クラシックの場合には基本的には譜面に書いてある通りに演奏されます。もう一つは、クラシックの場合にはオンビートで一拍目に強弱の強が来ますが、ジャズの場合はオフビートで二拍目に強が来て、シンコペーションするような演奏になるのが特徴です。
スケール(音階)は西洋音楽ではすべて一緒で12音階で構成されております。一般的にはハ長調であれば、ドレミファソラシドとなりますし、イ短調であれば同じドレミファソラシドのラの音から始まった音階になりますので、実際には同じスケール(音階)が使われます。
次に和音ですが音が、2つ以上同時に鳴るのを和音といいます。英語ではハーモニーといいますが、大きく分けますと3つに集約できます。まずはCというコードであれば、ド、ミ、ソの構成音とドミ♭ソ、のCmの構成音になります。もう一つはC7というコードでCの音を♭させた音を加えて、ドミソシ♭の4つの音で構成されます。
曲の構成は基本的には3つに分けられます、トニック(tonic)、サブドミナンテ(subdominant)、ドミナンテ(dominant)になります。この3つの基本形で曲は構成されております。ただし、実際の演奏にはトニックといっても一つのコードだけを指すのではなく、C Em7 A7 Dm7 G7 など、このようにトニックをコード展開するテクニックを使用します。