第1406回例会週報

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第1406回
【日程】2022年5月24日(火)
【点鐘】12時30分~
【行事】クラブフォーラム
【担当】会長エレクト

2022年5月24日 | カテゴリー : 週報 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

卓話『最近のゴルフ』

岐阜関カントリー倶楽部 支配人 佐藤 茂 様

卓話講師 佐藤茂様

卓話講師 佐藤茂様

はじめに岐阜関カントリー倶楽部について宣伝を兼ねてお話させていただきます。
岐阜関カントリー倶楽部は、昭和37年頃に長良川CCをプレーした後、その足で岐阜CCでもう1ラウンドしようと桐谷坂付近を移動中、後の石丸常務理事がこれも後の亀井三代目理事長に「亀さん、この桐谷坂を越さず桐谷付近にゴルフ場はできないものか」と言ったことがそもそもの始まりとなったとお聞きしています。その後、当時岐阜CC所属の井上清次プロと後の後藤常務理事が加わり用地の調査を行い、昭和38年に理事長候補として岐阜日日新聞の山田社長を迎え入れて建設委員会が設置されました。
設計者には東の井上誠一氏の双璧といわれた西の上田治氏に依頼し、昭和38年に18ホールの計画で着工。昭和39年11月に仮オープンし2年間の調整期間を経て、昭和41年に高松宮殿下を迎えて「関カントリークラブコース」として本オープンをしました。当時は7,180ヤードの長大なコースとして全国的に話題となったそうです。
本オープン後、上田治氏の「27ホールが経営上、最も効率的」であるとの助言を受けて、昭和43年に9ホールを増設して名称を「岐阜関カントリー倶楽部」に変更しました。
そしてその後、初代山田理事長が「20年たてばメンバーは60,70歳になる。チャンピオンコースだけではきびしい。楽しく回れる18ホールが必要になる」と三度、上田治氏の設計により増設工事を行い、昭和46年に現在の東西コース36ホールとなりました。
その岐阜関カントリー倶楽部は、距離が長くタフであると言われておりますが、コース難易度を示すコースレートは76.0(東コース)は、全国的にみてもトップクラスの難しいホールであります。面積は1552482㎡、東京ドーム33個分の広さを有しております。今ではこれほどのゴルフ場は建設できないことでしょう。現在2,180名の会員が在籍し、岐阜関にはオーナーはおりませんので、会員の中から理事長に選出されて理事会を組織し、会員が会員のために運営している、いわゆる株式会員制のゴルフ倶楽部であります。
そんな岐阜関ですが、皆様のご存じのようにいろいろな競技を開催しております。国内には男女のトッププロを決める「日本プロ」「日本女子プロ」と、プロアマチュアを問わず男女のトッププレーヤーを決める「日本オープン」と「日本女子オープン」という、いわゆる4大メジャー大会があります。岐阜関はこの4大メジャーを開催した国内由一の倶楽部であります。1973年に開催された「日本プロ」は青木功プロ、1990年の「日本女子プロ」は岐阜関から輩出された森口祐子プロがホームコースで師匠の井上清次プロの目の前で優勝を果たしたという、岐阜関にとってはドラマチックな試合でした。また2009年には諸見里しのぶプロが優勝した「日本女子プロ」、5年前の2017年には池田勇太プロが優勝した「日本オープン」が行われました。
また、今年6月には日本の女子トップアマチュアを決める「日本女子アマチュア選手権」が開催されることになっており、現在準備を進めています。昨今の女子ゴルフ界は黄金世代プラチナ世代と若手が活躍して、とても華やかで人気があります。その世代の選手たちもこの日本女子アマチュアに多くの選手が出場しています。今年すでに3勝を挙げている西郷真央選手は、2019年第61回大会で優勝しており、若手の登竜門として注目を浴びる試合であります。残念ながら今年は直接ギャラリー観戦ができません。ゴルフネットワークで中継される予定ですのでご覧いただければと思います。

さて、少々前置きが長くなりましたが、今日のテーマであります『最近のゴルフ』についてお話させていただきます。
先ずはプロの世界です。昨年のオリンピックで稲見プロが銀メダルを獲得したなど、女子プロ人気は拍車がかかり、プラチナ世代の活躍も相まって非常に注目を集め今後も続くことでしょう。それに比べ男子プロは松山英樹プロが昨年マスターズを制したにもかかわらず、一部プロの出来如何で注目度が変わる低調さは、女子プロが良いだけに気になるところであります。

次にゴルフ業界全体に目を向けますと、巷で言われていますようにコロナ禍ですが、ゴルフは比較的安全であるとされた中、特に若年層がゴルフに興味を示し、練習所やゴルフコースがにぎわいを見せているといわれます。また、ゴルフ用品も需要が高まり、生産が追い付かなかったこともあると聞き及びます。西日本ゴルフ場支配人会連合会によりますと、西日本全体で2021年1年間の入場者数は3,656万人。2020年に比べると294万人多く、前年比108.7%の入場者を確保しました、また、同条件で中部地区は、総入場者数933万人対前年比108%という結果になり、やはり好況感が実感できたようです。しかしながら、コロナ禍ということもあり、個人や仲間で楽しむ傾向が強く、いわゆるコンペやパーティを伴うプレーが減少し、売り上げが伴わない傾向が実情のようです。

では、ゴルフに携わる側からの視線で見ていきたいと思います。
一つ目に入場者の問題です。確かにコロナ禍で増えていますが、コロナ禍前にクローズアップされていましたゴルフプレーヤーの高齢化、特に団塊の世代のリタイヤを謳った2025年問題は解決されたわけではありません。昨今、若年層のプレーヤーが増えたと言いつつも、今のゴルフを支えていますコアな層は、やはりこの世代であることには変わりはなく、いかにゴルフを始めた若年層を継続的につなげていくかが、業界の大きな課題となっております。
二つ目には、その若年層のマナーの低下が問題視されております。我々がゴルフを始めた頃は、ゴルフ場での振る舞いやマナーを先輩プレーヤーから教わったものですが、最近はファッション感覚でネットを使って気軽に予約し、何も知らないで来場するプレーヤーも多々あるようです。この客層にどのようにマナーを教えるかが難しい問題であります。

次にゴルフ場を運営していくにあたって、各ゴルフ場それぞれの事情はありますが、最近の傾向や問題点をお話したいと思います。
一番大きな問題として挙がってきますのが、人材不足であります。ゴルフ場の仕事は大きく分けて芝の管理をするコース管理部門と、いわゆるフロントなどの営業部門、あとはキャディ付きゴルフ場のキャディ部門に分かれます。
その中でコース管理部門は、高年齢化が進んでおります。先の西日本支配人会の労災件数を見ても、コース部門では行動が起因による労災が増えております。これは高齢化しているために滑った、転んだという事故が多くなってきている証拠であり、なかなか若い人がコース管理の仕事をしたいという方がおらず、高齢者やシルバー人材でなんとかやりくりしている現状であります。
営業部門に関しても人材難であります。そもそもゴルフ場の仕事自体が認知されておらず、人が抜けたあとの補充がなかなかできない状況です。
キャディ部門につきましては、最近はセルフで営業するゴルフ場がほとんどでキャディ付きで営業しているゴルフ場は数えるほどしかありません。しかしながら、このキャディも高齢化が進み、成り手が無いことはコース部門と変わりがありません。それに対し、ゴルフ場側も手を拱いているばかりではなく、それぞれが創意工夫を凝らし、求人を行っておりますが、キャディという仕事が認知されておらず、寒い日や暑い日、雨の日の外仕事などが嫌われている事由の一つになっていると思われます。以上のように全国的にゴルフ場は人材難であります。

人材の問題の次にあげられる問題は、昨今の異常気象によるコース管理の難しさであります。これから梅雨に入っていきますが、想定外の雨や夏の高温など、いままで経験をしたことのない環境下の芝の管理は非常に神経を使い、コースコンディションの維持が難しくなってきております。また、コース管理で頭を悩ますのは害獣です。イノシシがコースを掘り起こすとよく言いますが、一度コース内にイノシシが入るとなかなか追い出すことができず、どのゴルフ場も気を使っております。またその他、ゴルフ場によっては鹿や猿による被害に悩んでいるところもあります。
そして、コースや施設の老朽化も問題となってきております。ひとたび施設やコースに不具合が生じますと、思いのほか費用が掛かることがままあります。潤沢な資金を有しているゴルフ場は稀な存在で、たいていのゴルフ場は目先だけ修繕するとか、見て見ぬふりをするとかで、極力避けて通れるものであれば避けて通りたいというところが、本音であるみたいです。しかしながら、人命にかかわる案件も無きにしもあらず。ゴルフ場の支配人たちは何事もなく一日一日が過ぎることに胸をなでおろしていることでしょう。

以上、ゴルフ場の問題点をご紹介しましたが、ゴルフ業界もSDGsに背を向けてはおられません。
一昔前までは、ゴルフ場は大量の農薬を使用し、環境には悪いというイメージを植え付けられました。また、手入れの行き届かない里山は放っておくと改廃し、森が死んでしまします。しかしながら、整備されたゴルフ場は、そこにある芝や森林などの緑が営む光合成によりまして、年間411万トンのCO2、これを電力量に換算すると2,056万世帯相当のCO2を吸収しているといわれ、ゴルフ場が存在するだけで大気を浄化し、地球温暖化防止に大きく貢献しております。また、廃プラ運動にも力を入れており、ビニール袋の廃止やまだまだ数は少ないですが、髭剃り・ブラシ・スコア鉛筆・ストローの廃止を実施している倶楽部もあり、今後にわたって避けては通れない取組みとなっております。
以上のように最近のゴルフ事情についてお話してまいりました。少しはゴルフ業界の今を知っていただけたことと思います。

最後に、ゴルフは生涯スポーツとして末永くプレーしていただけるスポーツであります。皆様が今後も楽しいゴルフライフを送られることを祈念いたしまして、つたない卓話ではございましたが、この辺でお時間とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

2022年5月17日 | カテゴリー : 卓話 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

第1405回例会週報

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第1405回
【日程】2022年5月17日(火)
【点鐘】12時30分~
【行事】卓話「最近のゴルフ」
岐阜関カントリー倶楽部 支配人 佐藤 茂 様
【担当】副会長

2022年5月17日 | カテゴリー : 週報 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

卓話「今、薬物問題を考えよう!~私たちの未来のために~」

卓話講師 瀬川順子様

卓話講師 瀬川順子様

卓話講師 瀬川順子様

【卓話講師紹介】
中部化成薬品株式会社 執行役員専務
薬剤師
岐阜県薬物乱用防止指導員

瀬川順子様を講師にお招きし「今、薬物問題を考えよう!?私たちの未来のために?」をテーマに卓話を頂戴いたします。
PDF「今、薬物問題を考えよう!~私たちの未来のために~」PDF資料

瀬川様へ故金会長より謝礼

瀬川様へ故金会長より謝礼

2022年5月10日 | カテゴリー : 卓話 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

第1404回例会週報

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第1404回
【日程】2022年5月10日(火)
【点鐘】12時30分~
【行事】卓話「今、薬物問題を考えよう 私たちの未来のために」
瀬川順子様
【担当】副会計

2022年5月10日 | カテゴリー : 週報 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

卓話「論語と算盤」現代に通じる渋沢栄一のコトバ

卓話講師 服部里代様

卓話講師 服部里代様

卓話講師 服部里代様

講師プロフィール
1989年(平成元年)清水建設株式会社に入社。現在、名古屋支店 工務部 企画グループ長として従事。
おもな業務の内容は、支店の経営・運営に関する企画立案や運営状況のチェックなど。

卓話風景

卓話風景

社命により、仕事をしながら2017年に中部大学大学院へ進学、2019年MBAを修了(経営学修士)。修士論文は、「経営理念と経営行動」という研究内容を執筆。弊社の歴代経営者の方針と経営理念との比較、経営理念に関する従業員の意識調査のほか、「経営理念」の存在意義を研究し、従業員が理念を実践するための提言を行った。論文の中では、弊社の経営に一時期携わった渋沢栄一に関しての研究も一部記述。その後、空前の渋沢ブームが到来し、以降、渋沢栄一の研究をライフワークとしている。昨年度より、公益財団法人渋沢栄一財団主催の「論語と算盤 読書会」メンバーとして活動中。

これまで「論語と算盤」に関する社内講師は何度も担ってきたが、昨年7月、岐阜ロータリークラブでの卓話で、社外で初めての講演を行った。今回、森様よりご紹介いただき、岐阜中・岐阜東ロータリークラブ合同例会でもお話をさせていただく運びとなった。

2022年4月26日 | カテゴリー : 卓話 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

第1403回例会週報

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第1403回
【日程】2022年4月26日(火)
【点鐘】12時30分~
【行事】岐阜東R.C.岐阜中R.C.合同例会
【担当】会長

2022年4月26日 | カテゴリー : 週報 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

第1402回例会週報

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第1402回
【日程】2022年4月19日(火)
【点鐘】18時30分~
【行事】観桜・ファイヤーサイドミーティング合同夜間例会
会場:ラ・スタシオン
【担当】親睦委員会・会員増強委員会

2022年4月19日 | カテゴリー : 週報 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

卓話「特装車・特装車両・架装車両について」

若曽根広康会員

若曽根広康会員

卓話者:若曽根広康会員

【特装車・特装車両とは?】

特装車・特装車両とは、特定の目的のために特別な機械及び装置を取り付け、これを自動車の動力で駆動する自動車のことです。これらの車両は、自動車メーカーによって製造された運転台(キャビン)と車台(シャシー)の状態で特装・架装メーカーに納入され、目的や用途に応じて装備の設計・製作された車体(架装部分)が組み合わされて完成します。
代表的なものには、タンクローリー、コンクリートポンプ、クレーン車、ダンプカー、パッカー車(ゴミ収集車)、消防自動車などがあります。

【架装車とは?】

元々「架装」は「加装」と表記していたという説もあります。つまり架装車とは、「装備を加えた車」という意味になります。一般的に言う「改造」と同じ意味にとらえていただいても差し支えないと思います。
業界ないでは「一次架装」と「二次架装」と言う2つの言葉があり、「一次架装」は車体の形状そのものを変えること、「二次架装」は車体に補足工事によって何かを付加することを言います。

【架装車の種類】

  • 平ボディ
    フラット型(特に何も乗っていない状態)の荷台を持ち、積み上げや積み下ろしの利便性が高いのが平ボディ車です。クレーンを装備したり、リヤゲートをパワーゲートに変更したりと、状況に応じて様々なものを運搬できる汎用性の高いトラックです。
  • アルミバン・パネルバン(バンタイプ)
    荷台部分が箱形になっていて、運送に特化したタイプの車体をバンタイプやバンボディと呼びます。これらの車体は、荷物を風雨や湿気から防いでくれるほか、平ボディの車体に比べ、荷台全体を箱で覆っている構造なので安定感が高く、多くのものを長距離運ぶことに向いている車体です。この車体に、荷台内部の温度を保つために断熱機能をもたせたものが「保冷車」です。
  • ダンプトラック
    ダンプトラック

    ダンプトラック

    ダンプトラックは、荷台を持ち上げ傾けることによって積荷を一斉に下ろすことができるのが特徴です。傾ける方向が後方なら「リヤダンプ」、横方向なら「サイドダンプ」、横と後ろの3方向に傾く場合は「三転ダンプ」とそれぞれ呼ばれています。
    また、ダンプする荷台が深く、同じ最大積載量でも比重の軽いものをより多く載せることができる様に設計されたものを「深ダンプ」、荷台が傾きながら後方にスライドして地面に接し、重機などを乗せられる形状の車両を「スライドダンプ」と呼んでいます。

  • パッカー車
    パッカー車

    パッカー車

    パッカー車は、ゴミ収集車や塵芥収集車とも呼ばれます。車体の荷台部分にゴミを収集するための装置があり、一度に大量のゴミを回収・運搬できる構造となっています。

  • タンクローリー
    タンクローリーは、液化ガスや薬品・水などの様々な液体、細かく砕いた粒子状のものを運ぶための車両です。タンクローリーを運転するためには、運転免許の他に運ぶ物に応じて「危険物」や「毒物」などの資格を取る必要があります。水を運搬し、運んだ水を周りに放水する機能を持った「散水車」というタイプのタンクローリーもあります。

【架装メーカーの紹介(一部)】

アイチコーポレーション
名古屋市瑞穂区に設立したのでアイチコーポレーションということです。業界で高所作業車や穴掘建柱車などで有名。

加藤製作所
各種クレーンが現在の主力商品で有名で、他にも油圧ショベルやアースドリル、除雪車、路面清掃車などなど幅広い範囲の特装車を取り扱っています。

北村製作所
アルミバン、保冷車、冷凍車などといった箱型の荷台を架装するメーカーとして有名ですが、それよりも前はバスの車体を製造するメーカーとして知られていました。

極東開発工業
ダンプ、ミキサー、コンクリート関係の車などで有名なほか粉粒体運搬車やごみ収集車など少し変わった商品が多め。

古河ユニック
“ユニック”の名称でおなじみの古河ユニックは、その名の通りクレーン関連に特化していて、車載クレーンの国内最大手メーカーとして知名度も高い。

タダノ
香川県に本社のある重機・建機メーカーで、主にクレーン類や高所作業車、レッカー車などで有名な製造・販売するメーカーです。ラインナップ中の現行車種のカタログをインターネット上ですべて公開しているというITに強い?メーカー。

以下は日経テレコンより引用。

特装車・特装車両の市場動向

震災復旧、公共工事で特装車は堅調
特装車は中小型(車両総重量1.7トン超~2.5トン以下と3.5トン超~12トン以下)のトラック・バスなどを対象に、2011年9月から適用された排ガス規制「ポスト新長期規制」に伴う駆け込み需要で生産台数が増加した。また、東日本大震災の復興需要により、ダンプ車やミキサー車、脱着コンテナ車などの復興関連特装車の販売台数が特に増加、その後も同様の流れを引き継いだ。特装車のシャシーとなるトラックは02年以降、自動車NOx・PM法をはじめとする排出ガス規制により、07年頃まで代替特需が発生したため、特装車の生産台数も一時的に増加した。
しかし、特装車の生産台数は最高だった03年度(7万872台)の約78%の水準にとどまっている。20年度の生産台数は前年度比9.3%減の5万5128台、特殊車は同2.3%減の1万1805台だった。(2022/03/19調査)

特装車・特殊車両の競合状況

タダノの4~12月期、売上高5%増
特装車の架装メーカーの大手としては、極東開発工業と新明和工業が挙げられる。この2社は架装に加えて、ダンプ車やタンクローリー、トラックミキサー車、環境衛生車などの車体製造も手掛けている。
極東開発工業はタンクローリーとコンクリートポンプ車に強みがある。同社は2020年9月、インド同業大手のサトラック・エンジニアリングを買収した。インドで住宅・インフラ建設向けにトラック需要が伸びるとみて、サトラックの顧客網を取り込み低価格帯の製品を強化する。極東開発は別の現地メーカーと10年に設立した合弁会社を解消し、生産設備や人員をサトラックの工場に集約する予定だ。同工場はスウェーデンのボルボなど取引先工場と近く、輸送費を削減できるという。あわせて中国勢と価格競争が激しいミキサー車事業は撤退も含めて検討。事業の効率を高める。(2022/03/19調査)

2022年4月12日 | カテゴリー : 卓話 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

第1401回例会週報

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第1401回
【日程】2022年4月12日(火)
【点鐘】12時30分~
【行事】卓話「働く車 特装車について」若曽根広康会員
【担当】副幹事

2022年4月12日 | カテゴリー : 週報 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc