1980年代より、日本のロータリークラブでポリオ根絶運動が始まりました。
現在、常在国はパキスタン、アフガニスタンの2か国のみとなりました。いずれも年間の症例は数十人と、根絶まであとほんの少しとなり前進しました。
世界中のロータリークラブのメンバーとビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同で、ポリオ根絶を目指しています。そして、実働部隊はWHO、ユニセフとの共同体です。
2023年2月11日から15日まで、パキスタンのカラチにて、経口ワクチンの投与のボランティア活動(チームポリオジャパン)に参加しました。バスターミナル、駅舎、難民キャンプ地、市街地での個別訪問を地元の保健師さんと、いずれもロータリーの資金で雇用している現地スタッフと同伴します。
インフラ整備の遅れ、飲料水の不足、感染症のまん延など課題が多く、国策として、まずインフラ整備での電気、水道、便所、そして平和の維持の遅れが、ポリオ根絶を妨げています。
ポリオプラスの基金や日本のロータリークラブの支援で、既に5ヶ所以上のウォーターステーションが稼働しています。飲料水のウォーターステーションの費用は建屋、機械設備、水道工事を含め、日本円で約100万円。カラチの街外れの人々や子どもたちがウォーターステーションへ水汲みにやってくる光景が微笑ましい。
関連サイトEnd Polio(エンドポリオ)
レポート
岐阜中ロータリークラブ 故金正司