卓話 「税理士について」

卓話者 田邊雅範直前会長

卓話者 田邊雅範直前会長

①税理士法について

昭和17年2月23日 税務代理士法 施行
昭和26年7月15日 税理士法 施行

その後社会経済の変化に即応していくためにも税理士制度の見直しが必要となり、幾多の改正が行われている。(大きな改正としては、昭和55年と平成13年)

税理士法

第1条 税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそって、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。

第2条 税理士は、他人の求めに応じ、租税に関し、次に掲げる事務を行うことを業とする。
一 税務代理 二 税務書類の作成 三 税務相談

2 税理士は、前項に規定する業務のほか、税理士の名称を用いて、他人の求めに応じ、税理士業務に付随して、財務書類の作成、会計帳簿の記帳の代行その他財務関する事務を業として行うことができる。ただし、他の法律においてその事務を業として行うことが制限されている事項については、この限りではない。

3 前2項の規定は、税理士が他の税理士又は税理士法人の補助者として前2項の業務に従事することを妨げない。 第52条 税理士又は税理士法人でない者は、この法律に別段の定めがある場合を除くほか、税理士業務を行ってはならない。

②日本税理士会連合会会則について

昭和32年1月24日制定
昭和55年10月2日全改
令和5年7月27日が最新

会則
第66条 税理士会は、本会の定めるところにより、次の各項に掲げる税務支援を実施しなければならない。
(1)税務援助
(2)税務指導
以下略

第67条の2
本会は、申告納税制度の理念にそって、租税の意義及び役割等について国民の理解を深めるため、必要な租税教育等に関する施策を行う。
以下略

第67条の3
本会は、税理士の使命及び職責にかんがみ、本会が必要と認めた公益に資する活動に携わる税理士の支援に関する施策を実施することができる。
以下略

③税理士会の規模

日本税理士会連合会 令和4年度 事業活動収入 2,327,790千円
事業活動支出 1,882,283千円
次期繰越収支差額 1,220,268千円

名古屋税理士会
令保4年度
事業活動収入 555,803千円
事業活動支出 562,032千円
次期繰越収支差額 290,257千円

登録者数 (令和6年2月末現在)
日本税理士会連合会 81,219名 (外 税理士法人 本店 4,998)
内訳
開業税理士 55,631
社員税理士 13,256
所属税理士 12,332

名古屋税理士会 4,840名 (外 税理士法人 本店 346)
内訳 開業税理士 3,071
社員税理士 901
所属税理士 868

税務行政について
税制の企画・立案 ⇒ 財務省主税局
賦課・徴収の執行 ⇒ 国税庁 その下に11の国税局(札幌、仙台、関東信越、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、熊本)と沖縄国税事務所 その傘下に税務署(全国に524署)

税務署の部門 個人課税部門・法人課税部門・資産課税部門・管理徴収部門

総務課
税務署の役職 署長、副署長、特別国税調査官・徴収官、総務課長、課長補佐、係長 など
各部門はそれぞれに複数部門
統括国税調査官、上席国税調査官、国税調査官など
ほかに審理専門官などの部署もある

2024年4月23日 | カテゴリー : 卓話 | 投稿者 : gifunakarc

卓話『2023年度フィリピンでの雨水タンク設置事業ご報告』

卓話講師 公益財団法人アジア保健研修所(AHI) 林かぐみ様

卓話講師 林かぐみ様

雨水タンク

平素より、フィリピンへの支援事業におきましてご協力くださり誠にありがとうございます。今日はご報告の機会を賜りありがたく存じます。

昨年度に引き続き、皆さまのご支援により、ミンダナオ島北ダバオ州サン・イシドロ町にある4つの学校において雨水タンクを設置することができました。

 ここであらためてなぜフィリピンかということですが、皆さまとの歴史をさかのぼりたいと思います。2013年アジアの国のどこかの地域で、その地域の住民の生活向上に資する支援を行いたいと、貴クラブからお問い合わせを受けました。
そこで私共は、長年協力関係を持っているダバオ医科大学付属プライマリヘルスケア研修所(IPHC)を通して、ダバオから2時間ほどの農村地帯であるニューコレリアという人口約5万の町をご紹介することとしました。そして貴クラブのメンバーの方たちが初めて現地を訪問される運びとなりました。それ以来、直接ご支援くださる内容はその年によって変わりましたが、現地の人たちの健康増進のための協力をこの10年来続けていただいています。

 昨年度、今年度と続けて支援してくださった雨水タンクの設置の目的は、衛生管理に不可欠である水の確保です。水道インフラが整っていない現地では、どのように水を確保するかは大きな問題です。水がなければ、個々の生徒も、またトイレなど学校の施設も、衛生的に保つことができません。従来は、必要な水を近くの川や泉からタンクやバケツで運んでいました。これには時間も労力も必要です。こういう状況において、かかる問題を雨水タンクが一気に解決してくれたわけです。
 フィリピン政府の教育省は、新型コロナウイルス感染症を受けて、各学校に対してふさわしい手洗い設備の設置を求めています。しかし申し上げた通り、多くの農村部の学校では、施設も貧弱で、そもそも水の確保さえままなりません。
 私たちが日常的に行っている、手を洗い、身の周りを清潔に保つという行為が行われるためには、まずそれに必要な資源(水など)、必要な設備(手洗いの場所、水が出る設備)、そしてそれが大切であるという意識や認識の3つが欠かせません。教育や啓発活動は、意図するところを実現できる資源や環境があって初めて、具体的な行動につながります。皆さまのご支援によって、そのために欠かせない手立てを確保することができるようになったわけです。
雨水タンクは次の3つをもたらしました。①清潔な環境・衛生管理の向上 ②水確保のための労力の軽減 そして③自律的な管理と関係機関の協力・連携 です。各学校の校長が、タンクのメンテナンスの責任を持っています。具体的には、学校改善計画に組み入れ、修繕が必要となった場合は、その予算をあてることになります。また保護者の協力も重要です。日常的に、地元の行政と学校との関係は良好と聞いていますが、今回の事業によって、協力してふさわしい教育環境を整える・一人ひとりに衛生的な生活環境を確保するという、大変基本的な生活改善において関係者が共に責任を分かち、協力する体制が強められることを期待しています。

この事業を機に、関係者間の連携が進み、当該地域の健康づくり・地域づくりが推進されることを願っています。どうぞ引き続きご協力をお願い申し上げます。 以上

公益財団法人アジア保健研修所(AHI)公式サイト
https://ahi-japan.jp/

写真:2019年のヘルシーライフスタイルサミット。岐阜中ロータリークラブの方たちもニューコレリアを来訪。

写真:2019年のヘルシーライフスタイルサミット。
岐阜中ロータリークラブの方たちもニューコレリアを来訪。

アジア保健研修所 事務局長 清水香子様
卓話講師 林かぐみ様へ謝礼
渡辺国際奉仕委員長
渡辺国際奉仕委員長

卓話 「能の雑学2」

卓話者 森益男会員

卓話者 森益男会員

能の歴史

飛鳥~平安
猿楽の発生と田楽

南北朝~室町
観阿弥清次(1333~84)により能の基礎が確立
芸域の広さを誇る稀代の名優であったと共に「自然居士」「卒塔婆小町」「通小町」といった名作も
猿楽能の謡に曲舞を加え新しい「観世節」を生み出す

世阿弥元清が芸術の域まで高める
「幽玄」=上品で優雅な美しさを完成させ「伊勢物語」「平家物語」の古典を題材にした〝夢幻能"を創り出した
「忠度」「清経」「井筒」「融」「高砂」等を残した
それにより田楽等は消滅する

桃山
応仁の乱により混乱の時代へ
織田信長と幸若舞「敦盛」
豊臣秀吉による、能の天下統一

江戸
徳川家康は観世流を嗜んだ
秀忠、家光は「喜多流」の擁立を認め能の五流「観世」「宝生」「金剛」「金春」「喜多」が成立 武家の「式楽」(儀式用の芸術)となる
一般大衆に「謡」を楽しむ文化が生まれる
寺子屋の教科書にも謡本が採用、流布婚礼で耳にする「高砂」はその名残

織田信長と「幸若舞」

『翁』付き五番立 能の演目の5つの分類
「神」 神が出現する能で「脇能」とも呼ぶ
「男」 武将の戦を描く「修羅能」勝ち修羅、負け修羅
「女」 鬘をつける女性が主人公の「鬘物」
「狂」 狂乱や嫉妬を描いた多彩な能「雑能」
「鬼」 鬼神が登場する能「雑能」
※生きている男性の役は原則として面を用いず女と老人の役は面をつける
神・鬼・亡霊といった霊体の役は全て面をつける

織田信長と「幸若舞」

「信長公記」には今川義元との桶狭間の戦いに臨んで「敦盛」を舞って出陣したとされているが、これは越前の桃井幸若丸が始祖、室町末期、戦国武将に愛された幸若舞の「敦盛」である。 衣装や面を付けず小鼓の伴奏で2,3人が朗誦する。 天正10(1582)年、信長が武田氏を滅ぼして安土に凱旋。 5月15日家康が駿府を与えられた礼に安土を訪れ、明智光秀が御馳走役に命じられ、饗応の為幸若舞と能を催す。その際、幸若舞の出来が良かった反面、丹波猿楽の能が散々だった為信長の逆鱗にふれ激しい折檻を受け本能寺に繋がったという説がある

豊臣秀吉と「能」

朝鮮出兵の際、肥前名護屋にて能(金春流)を習い熱中する。 新作能「吉野詣」「明智討」等、5曲を創作し自ら演じた。 禁中における3日間の能会においても「老松」「定家」等12番もの能を演じた。前田利家は「江口」等2曲、家康も「野宮」等2曲その際4名の大名も各各1曲ずつ演じた。 秀吉、家康、利家による狂言「耳引」も披露された。

薪能

本来は固有名詞であり、「春日大社」や「興福寺」の宗教行事として行われる薪切り出しの神事に伴う能だけを言った。 興福寺南大門跡の芝生などで金春・観世・宝生・金剛の四座が勤めた。 建長7年(1255年)以前から既に行なわれていた。 冬を破って春を呼ぶ、五穀豊穣を祈る祈年祭りの神事で、現在は主として5月に金春流によって演じられている。 現在の薪能の火付け役は「火入れ式」を初めて実施した京都平安神宮の薪能で東京オリンピックの点火式からヒントを得たと言われる。 「長良川薪能」は、1986年(昭和61年)岐阜JCの創立35周年記念事業として発足し、本年は第37回として9月に開催が予定されている。

2024年2月20日 | カテゴリー : 卓話 | 投稿者 : gifunakarc

卓話 NPO法人コミュニティサポートスクエア理事長 杉浦陽之助様

杉浦陽之助様と藤吉会長

卓話者 杉浦陽之助様

卓話

2011年からコミュニティ・カフェわおんを拠点に活動を始めて13年が経過した。孤立しがちな状態の若者の社会参加の機会提供を主な目的として飲食業務を通じた支援を続けている。今年度は岐阜市民活動支援事業「スパ銭DE子ども食堂」を実施。ひとり親家庭の家計応援となる食事提供だけでなく、混浴制限年齢の引き下げの影響を受けている低年齢の異性児童の入浴をサポート。実際に利用された保護者も児童もとても喜んでくれている。

コミュニティ・カフェわおん公式サイト
https://cafe-waon.com/

杉浦様と藤吉会長

杉浦様と藤吉会長

2024年2月6日 | カテゴリー : 卓話 | 投稿者 : gifunakarc

新入会員卓話

国際奉仕委員会 渡辺委員長

箕浦郁朗会員
「アナログとデジタルについて」

卓話者 林かぐみ様

高橋良彰会員
「包装の仕事、菓子・食品のパッケージについて」

2024年1月16日 | カテゴリー : 卓話 | 投稿者 : gifunakarc

卓話 ガバナー補佐訪問(2)

岐阜Aグループ ガバナー補佐 石井亮一様

ガバナー補佐 石井亮一様
ガバナー補佐 石井亮一様

 岐阜Aグループガバナー補佐の石井です 前回訪問したのが7月、半年が経過し、その間、IM・地区大会と多くの皆様にご参加いただいたことに感謝申し上げます。
さて、前回の訪問の時、今年度のシンボルマーク 貝殻のお話をしました。
RI会長がタイの津波に対する支援を行い、その復興を見に行った時、復興支援が希望だと、夫子供を亡くした女性から貝殻を頂いたエピソードをお伝えしました。

この1月1日、能登半島では、震度7の大きな地震、津波、火災により、多くの方が亡くなり、家屋が損傷し、避難生活が始まったばかりです。これから多くの方の支援で、復興が始まることと思います。被災された方々の希望を見出せるために、私たちは何ができるのか、ロータリーとして、ロータリアンとして、問われている気がします。

2630地区の篠原ガバナーは、様々な会合で、地区のスローガンで「奉仕の心を未来へつなげよう」を呼びかけています。そして、~ロータリーは「親睦・学び・成長・奉仕」です~と結んでいます。
今一度皆さんも地区方針に触れて頂き、希望と感じることは何かと自答して頂くことをお願いし、挨拶と致します。後半もよろしくお願いします。

2024年1月16日 | カテゴリー : 卓話 | 投稿者 : gifunakarc

卓話「健康診断結果」平野聡子様 平野総合病院

平野聡子様と藤吉会長

卓話者 平野聡子様

卓話者
平野総合病院 平野聡子様

卓話
『健康診断結果』
『LOH症候群について』
男性更年期、いわゆる加齢男性性線機能低下症候群:LOH(late-onset hypogonadism)症候群とは、加齢による男性ホルモンであるテストステロンの低下と、それに伴う臨床症状を示す疾患と定義されています。
症状として、勃起障害、うつ、記憶力・集中力の低下、倦怠感・疲労感などの精神症状や、筋力の低下、骨塩量の減少、体脂肪の増加などの身体症状が生じます。テストステロンの低下は、筋力低下に密接な関係があり、さらに狭心症や動脈硬化や高血圧などの心血管系の疾患、肥満、メタボリック症候群、認知症など様々な疾患の成因に関与しています。今まで初老期の鬱と診断されていた患者さんの中にもかなりLOH症候群の患者さんがいると思われます。
男性更年期は、女性の更年期と比較して一般的に注目度が低いですが、高齢化社会の進展に伴い、男性にもある男性更年期についても理解を広めていってほしいと思います。)

平野聡子様と藤吉会長

平野聡子様と藤吉会長

2023年11月7日 | カテゴリー : 卓話 | 投稿者 : gifunakarc

卓話 パキスタンにおけるポリオ根絶活動について

卓話 故金正司会員
卓話者 故金正司 会員

TOGETHER WE END POLIO

1980年代より日本のロータリークラブからポリオ撲滅運動が始まりました。
現在、常在国はパキスタン、アフガニスタンの二国いずれも年間の症例は数十人と根絶まであとわずかです。世界中のロータリークラブのメンバーとゲイツ財団の共同で根絶を目指しています。そして実働部隊はWHO、ユニセフとの共同体です。
今月 2月11日から15日迄パキスタンのカラチにて経口ワクチンの投与のボランティア活動(チームポリオジャパン)に参加。バスターミナル、駅舎、難民キャンプ地、市街地での個別訪問を地元の保健婦さんと、いずれもロータリーの資金で雇用している現地スタッフが同伴します。インフラ整備の遅れ、飲料水の不足、感染症のまん延(食事での手洗い水がない)など課題が多く国策として、まずインフラ整備での電気、水道、便所、そして平和維持の遅れがポリオ根絶を妨げています。パキスタンには入国できない現状。ポリオプラスの基金や日本のRCからの支援で既に5ヶ所以上のウォーターステーションが可動しています。飲料水のウォーターステーションは建屋、機械設備、水道工事を含め日本円で約 100万円、カラチの街外れの人々や子供達がウォーターステーションへ水汲みにやってくる光景は微笑ましい現実を目の当りにする。経口ポリオワクチンは1回1人当り70~80円です。私達の募金1,000円札1枚が15人の健康と家族の幸せと世界規模の健康に役立っています。
ポリオ根絶はロータリーの人道的優先課題です。

2023年10月3日 | カテゴリー : 卓話 | 投稿者 : gifunakarc

卓話 岐阜AグループIM・合同例会

第2630地区ガバナー 篠原 一行様

ガバナー 篠原一行様
2023-24年度
国際ロータリー第2630地区ガバナー
篠原 一行

挨拶

岐阜Aグループ5クラブの、IMが開催されますこと、誠におめでとうございます。コロナも5類に移行して、ロータリー活動も、各クラブ・地区とも、順調に進んでいます。
本年度、ゴードンRI会長の、テーマは「CREATE HOPE in the WORLD 世界へ希望を生み出そう」であります。
コロナで、世の中も疲弊して、そして世界各国で、紛争が絶えません。ウクライナでは、多くの人たちが、大変な毎日を過ごしています。このような世界の中、素晴らしいテーマであり、「世界に希望を生み出そう!」であります。
ゴードンさんの思いは、「継続と革新のバランス」が、とても大切だと・・・ 継続とは、過去のロータリーリーダーが、始めたことを土台として、より大きな成果が、成し遂げられるように、しなければなりません。そして土台となる具体的な取り組みは、「ポリオ根絶」「女児のエンパワメント」「DEIの推進」「平和の構築」等が挙げられます。
そして革新とは、新たなアイデアを、生み出すとともに、自分自身の中に、持続可能な変化を、生むことだと、お話されています。
「世界に希望を生み出そう!」とは、ロータリーが、世界に、変化をもたらすと共に、 1つずつ新たな希望を生み出していくことです。「希望は、夢を現実にしたいと、強く願う人たちの夢、想像力、そして勇気の中にあります」

私のガバナーとしての、地区方針は、「奉仕の心を、未来へつなげよう」です。日本のロータリーは、例会をとても大切にしています。例会で多くのことを学び、奉仕の心を磨き、実践し、多くの人たちに、つなげていくことで、奉仕の輪が広がり、地域社会が発展し、広く世界へ波及し、世の中が平和になっていくことに、貢献できるように、なるでしょう。
さて、IMの目的は、会員相互の親睦と、知識を広めることにあります。地域社会や、世界で、解決すべき問題は何か、またロータリーは、今後何をすればよいかと、いう点について、何かヒントになるものを、得ていただければ幸いです。
本日の、ご講演は辻大先輩のお話、とても楽しみにしています。宜しくお願いします。
IMを、企画されました、ガバナー補佐石井亮一様と、IM実行委員長、溝口博司様、そして、ホストとして担当されます、岐阜ロータリークラブの皆様に、心から感謝申し上げます。本日のIMが、皆様にとって、実りあるものとなりますことを、祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

卓話 -各クラブへー

1. 各クラブの皆様方には、日頃より、地区運営にご理解ご協力をいただきましてありがとうございます。本年1月に、国際協議会に出席しました。長くサンディエゴで開催されていた国際協議会ですが、アメリカフロリダのオーランドで開催されるようになりました。

2. RI会長のテーマは、「CREATE HOPE in the WORLD 世界に希望を生み出そう」であります。私たちの目標は、紛争から世界が立ち直れるように、希望を取り戻すことです。そうすれば、私たち自身のために持続可能な変化をもたらすことが可能となるでしょう。平和とは、希望が根づくための土壌です。世界と自分自身の中に平和を築くことに力を注げば、ロータリーはより平和で、より希望のある世界を築く手助けができると思います。世界に希望を生み出すためには、多くの人たちに希望を持ってもらえるような活動をしていきたいと思っています。そのためには、「奉仕の心」を常に持って、そして「未来の人たちのため」に、それを「つなげていくこと」が大切と考えています。私のガバナーとしての地区方針は、「奉仕の心を未来へつなげよう」です。

3. 日本のロータリーは、例会をとても大切にしています。「Enter to learn, Go forth to serve 入りて学び、出でて奉仕せよ」 例会の場で奉仕の理念を学び、外では奉仕の実践を!であります。日本には素晴らしい『地域』があって『ロータリー』があって『ロータリアン』がいます。例会で多くのことを学び、奉仕の心を磨き、奉仕の実践をして、奉仕の心を多くの人たちにつなげていくことで奉仕の輪が広がり、地域社会の発展、広くは世界の発展、世界平和に貢献できるようになるでしょう。私たちが、未来のために共に行動しようではありませんか。

4.例会は、職業人としての倫理を向上させ、理念の浸透を図り、互いに切磋琢磨し学ぶ場であります。例会のプログラムを大切にし、例会への出席を大切にしましょう。例会のプログラムを工夫するなどして、例会に出席してよかったという気持ちで帰ってもらえるようにしたいものです。

5. 次に、日本のロータリーは、職業奉仕、4つのテスト、ロータリーの目的、例会を重視してきました。そして、ロータリーの二つの公式標語である「超我の奉仕」は、奉仕の哲学を表しています。「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」これは実践論です。他者に対する正しい経営の科学のみが引き合います。

6. また、ロータリーの定義として、2010年に出されたロータリーの中核的価値観というものがあります。『奉仕・親睦・多様性・高潔性・リーダーシップ』の5つです。ロータリーの目標でもあり、ロータリーを定義づける不変的な価値観です。

7. そして、2017年に、私たちロータリアンは、「世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人々が手を取り合って行動する世界を目指しています。」というビジョン声明が出されました。これを実践するための戦略計画があります。『より大きなインパクトをもたらす。参加者の基盤を広げる。参加者の積極的なかかわりを促す。適用力を高める。』です。先ほどの5つの価値観、ビジョン声明を達成するための戦略計画といえます。

8. よって、「会員基盤の強化」が大変重要となってきます。日本のロータリーは、25年前に約13万人でしたが、今は約8万人弱です。若い世代や経験豊富な退職者世代、また性別を問わず入会していただきたいと思います。クラブは、多様性・ダイバーシティの概念を念頭において、仲間を増やす工夫をして頂きたいものです。世界で女性会員の割合は約25%ですが、日本は約7%です。当地区、7月1日スタートは3017名です。

9. そして、「DEI 、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン」あまりなじみのない言葉かもしれませんが、現在とても大切なワードとして私は地区方針にうたっております。この取り組みは、多くの企業で推進されています。当地区では、昨年度よりD・E・I委員会を立ち上げ、誰でも活躍できるロータリーに推進していきます。

10. ここで公共イメージと認知度の向上についてお話しします。「ロータリー」は意外と世間に知られていません。あるいはロータリーという名前が知られていても、どんな活動をしているかはあまり知られていないようです。我々の活動が世間に認知されることで、我々の励みにもなると思います。

11. ロータリーの奉仕は皆さんご存じの通り、五大奉仕です。5つの内、国際ロータリーRIが実際に携わって実施しているのは青少年奉仕だけです。ロータリーのキーワードは「未来のため」です。RIは青少年交換・インターアクト・ローターアクトに力を入れています。共にとても素晴らしい事業です。全てロータリーファミリーです。

12. さらには2015年以降、SDGsがよく語られています。2030年までの持続可能な17の目標を改めてかいつまんでみますと、その多くが以前より、ロータリーの奉仕プロジェクトプログラムの中に組み込まれていることに気付かされます。以前は6つでしたが、「環境の保護」がプラスされて、7つの重点分野になりました。それを受け、各クラブがさらに様々な奉仕プロジェクトを実践するようになりました。

13. ロータリー財団は、世界では非常に高い評価を受けています。あの有名なチャリティナビゲーターで、連続15年最高位の4つ星を頂いています。お金の使い道、使い方、透明性、いずれの面においても高い評価を受けています。財団へのご寄付、一人当たり150ドル以上を、引き続きよろしくお願いします。

14. ポリオは非常に感染性の高い病気であり、特に感染しやすいのは5歳未満の子どもです。日本では一般に「小児まひ」と呼ばれることもあります。ポリオウイルスは人から人へ感染し、最も多いのは汚染水を通じた感染です。根絶した天然痘と同じで、媒体を通じてではなく人から人ですので、ネガティブではなくてポジティブに応援して頂きたいと思います。今年になって、アフガニスタンとパキスタンで7月31日までに6件発症が確認されています。残る0.1%のポリオの根絶が課題であり、ワクチン投与を続けなければなりません。引き続きポリオ・プラスへの寄付のご協力、そしてポリオプラスソサエティへの登録も宜しくお願いします。

15. 米山記念奨学生。ロータリーの米山記念奨学会の制度は、1952年に始まりました。戦後まもなくです。創設の目的は、「日本が再び戦争をしないという強い意志を持ち、そして、我々ロータリアンが平和を築く努力をする」という趣旨です。日本で勉学・研究をしている留学生への支援を通じて、信頼関係を築き、留学生の皆さんに、世界平和の懸け橋となっていただくことを願って設けられたものです。これを機会に、各国のロータリアンとの交流を通じて、国際的な友好、信頼を深めていただき、日本と母国との懸け橋になって活躍して頂きますように願っています。米山記念奨学会への寄付も宜しくお願いします。

16. 元気なクラブ、魅力あるクラブ、居心地の良いクラブとは、親睦や例会を会員が楽しみ、ロータリーを通じて友人が増え、みんなの知識レベルやロータリーの理解が深まり、奉仕活動を通じて世の中の為に良いことをしているという喜びを実感できるクラブではないでしょうか。そして、新しい会員が入って仲間が増え沢山の同好会があり、他のクラブとも交流があるクラブにしていきたいものです。ロータリーに大切なことは、多様性と寛容な心だと思います。

17. ロータリーは、ロータリアン同士の親睦を重ねて、共に学び、そして社会に貢献する世界的な団体であります。日本で大切にされてきたロータリー観を一言で言えば、『親睦・学び・成長・奉仕』です。

18. マイロータリーでは、多くの正しい情報が得られます。日本国内34地区、第2630地区のマイロータリーへの登録率は約30%、全国平均より大変低いです。各クラブともぜひマイロータリーの登録をお願いします。入会と同時に登録しているクラブもあります。地区登録率50%目指して、重ねて宜しくお願いします。

19. そしてもう一つ、ロータリーカードについてお願いがあります。個人とクラブ用、地区用、地区委員会用とありますが、クラブカードは、人頭分担金やR財団への寄付金送金も、マイロータリーよりRカードで送金が大変便利です。地区カード、そして地区委員会カードの推進についても合わせてよろしくお願いします。使ったお金の0.3%がポリオに自動的に送信されます。

20.最後になりますが、本年11月18日(土)に多治見市で地区大会を開催いたします。テーマは、「希望と未来を、あつく語ろう 多治見のまちで。」です。多くの皆様方のご登録、ご参加を宜しくお願いいたします。日本の伝統、しっかりとおもてなしをもって皆様方をお待ちしています。

2023年8月26日 | カテゴリー : 卓話 | 投稿者 : gifunakarc