卓話「ワインの話」

卓話者 松原和彦様(大垣西RC)ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
松原和彦様(大垣西ロータリークラブ)

岐阜中ロータリークラブ様の例会で卓話をさせていただき、心から感謝申し上げます。長年、ロータリアンの方々からワインに関するお尋ねをたくさんいただいてきました。今日は、それらを思い出すまま、お話しさせていただきます。お役に立てば幸いです。

【Q1】フランス料理の結婚披露宴で主賓になった。ワインの所作で気を付けることは?
【A1】
・シャンパン:なるべくカチンとグラスを合わせない。まずは軽く口をつけるだけにする。酔いが回りやすいので、少しずつ舌を湿らせる程度に。
・白赤ワイン:あまり回さない。香り、色合いを楽しむフリをする。
・共通:脚(ステム)を2~3本の指で持つ。グイッと飲まない。白、赤に移る際、テーブル全員に注がれるまで手に取らない。できれば、白、赤、それぞれ軽く乾杯する。

【Q2】ソムリエのいるレストランでワインをスマートに注文したいが?
【A2】
・ソムリエに一任するつもりでも、まずは、リストを見せてもらい、しばらくはページをめくる。
・例えば「2人で、白ワインをグラスで一杯ずつ+赤ワインをボトルで。」等の概ねのプランをソムリエに伝える。
・「お料理に合うのはどれか?」「口当たりの軽いがいい」「この辺りのはどうか?」などと話しつつ、リストの希望価格辺りを指さすと、口に出さず予算が伝わりやすい。

【Q3】ワインの味見の仕方は?
【A3】「お味見は?」に軽く頷く。試飲後の「いかがですか?」の問いには、「いいです。」と軽くニコッと頷くことで十分。「美味しい」など感想は言わない方が無難。抜栓したワインはアルコール臭が強く、本来の味、香りはわからないことが多いので。腐敗していないか確認の儀式。

【Q4】ワインをより知りたいが、何に気を付ければいいだろうか?
【A4】
・グラス:ブドウ品種により、相性があるので試す。大別して3種類、ボルドー型、ブルゴーニュ型、他。
・適温:温度によって全く別物になる。一般的に赤ワインも軽く冷やした方がいい。
・品種:代表的なブドウ品種を知る。白はシャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、リースリング、セミヨン。赤はカベルネソーヴィニヨン、メルロー、ピノノワール、シラー、もしくは、その混醸。それらをいろいろ飲み比べる。
・産地・国:同じ品種でも違う。
・年:二つの意味がある。一つはそのブドウの採れた年。もう一つは、そのワインの飲み頃(これはやや上級編、奥が深く、世のワイン通?とは、この正解のない命題の飽くなき探求者たちともいえるほど)。

【Q5】料理との相性(マリアージュ)はどう判断すればいいのか?
【A5】当人の好みが一番。ヒントとしては、白っぽい料理は白ワイン、他は赤ワイン。魚は白、肉は赤とよくいわれるが、一概にはいえない。例えば、マグロを醤油漬けにオリーブオイルをかけてカルパッチョに仕立てれば白ワインが合う。豚肉でもそのままのソテーなら白ワイン。バルサミコソースをかけたり、トンカツ味噌ソースなら赤ワインが合う。等々、同じ食材でも献立次第なので、反対に飲むワインにより、調理法や味付けを変えることも試す。

【Q6】グラスを回すのはなぜ?
【A6」空気によく触れさせ、アルコール臭を飛ばす。熟成がまだ足りず、本来の味、香りにはまだ時期が早く、程遠いと思われるとき、即席に熟成擬きを進めるため。香りをよく発たせるためなど。ただ、人前で懸命にグラスを回す姿はあまりエレガントとはいえない。ほどほどに。また、飲み頃のワインをあまりに回すと、空気と混じり合い過ぎて、味や香りがなくなってしまうことがある。

【Q7】ワインは「社交の暗号」になる?
【A7」ワインはそれ自体がメッセージを発する。接待、贈り物、持参のワインには細心の注意が必要。とても有用で、真意を言葉で語ることなくワインで伝えることもできる。この件では、たくさん本が出ている。これだけは「飲むより、読め。」

ご清聴、誠にありがとうございます。

2018年12月18日 | カテゴリー : 卓話 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

卓話「国際奉仕事業報告」

森井脩次委員長国際奉仕委員会 委員長 森井脩次
今日は、国際奉仕委員会の担当です。
11月9日~12日まで3泊4日、6名でフィリピン国イロイロ市に訪問しました報告会として、今回参加していただいた長井会長、田辺さん、安藤さんの方々には3分~4分間お話ししていただき、残り時間を渡辺さんに、今回の打合せの内容と今後についての報告をお願いします。よろしくお願いします。

 

 

田辺雅範会員田辺雅範会員
フィリピン イロイロ市 訪問
栄養改善研修事業の一環として、イロイロ市のホテルにて、ニューコレリアの方々より報告を聞き、打ち合わせをしてきました。
滞在した地域は、フィリピンのの中でも、安全な地区で、ホテル周辺は近代的に整備され、快適に会議をすることができました。

 

 

安藤元一委員国際奉仕委員会 安藤元一
ANAK-NCとの懇談について
本事業は2013年に渡辺会員によって、AHIの活動が当クラブの例会で紹介され、それを支援することから始まりました。
フィリピンのニューコレリア町でのAHIの活動は、現地の食生活の改善を始めとした地域開発の支援でした。
しかし、今回はニューコレリア町でのヘルシーライフスタイル啓発の一環で「有機農業」へ取り組むための支援を目的に懇談会が実施されました。今回の有機農業の取り組みは、フィリピンの国策とも言われているようですから、当クラブとしても国際奉仕の名の下で、どこまで支援することがよいのか。この機会に、今一度AHIの支援について見つめ直す必要があるのではと思った次第です。

 

ロータリー財団委員会 委員長 渡辺成洋

渡辺成洋委員長

 

 

 

 

 

 

 

PDF資料「2018年度岐阜中RC-ANAK-NC 報告会 議事録

卓話「人間ドックと健康管理」

卓話者 平野総合病院 理事長 平野聡子様

人間ドックと健康管理と題して、まずは人間ドックに関する意識調査(NTTコムリサーチ)に関して話しました。人間ドックを受けたきっかけのトップは「健保や会社のすすめ」53.8%で、次に「健診が必要な年齢だと思ったので」42.2%、「もし病気があっても早期発見が大事だと聞いたので」39.4%と続き、年代別に見ると、30台では「健保や会社のすすめ」63.0%と最も多く、6割を超えます。また、「健診が必要な年齢だと思ったので」「もし病気があっても早期発見が大事だと聞いたので」は、年代が上がるにつれて回答が増えています。
一方、人間ドックを受けたことがない理由は、「費用がかかるから」66.7%と最も多く、次いで「受ける時間がないから」21.6%、「関心がない、面倒だから」16.7%となっています。年代別では30台ではこれらの理由に加え、「受けられる場所や申し込み方法がわからないので」が20.9%と情報の不足を理由として挙げている割合が高い結果となりました。面白いことに、「関心がない、面倒だから」は、50台が一番多く、責任のある仕事や子育てや介護等、社会的理由も大きいのでしょうか。
人間ドック受診後の感想は、「よかった」は84.9%、医療者の対応等が満足度に直結しています。
今回、長年、当健診センターにリーピートしていただいている岐阜中ロータリークラブの方から、便潜血の検査キッドがホチキスで止めてあり、けがをしてしまったという貴重なご意見をいただきました。気が付かないところでしたので、本当にありがとうございました。早速、針のホチキスは使わない方向にいたしました。
続いては日本人間ドック学会からの統計で、生活習慣病関連項目の推移は、6項目(高コレステロール、高中性脂肪、高血圧、耐糖能異常、肥満、肝機能異常)の異常は、高中性脂肪以外、年々増加傾向を示しております。
性別は、男性は女性に比べ、異常頻度が多くみられ、肥満、高コレステロール、高中性脂肪、肝機能異常は50歳台がピークで、それ以後減少しています。一方、女性においては全項目において、加齢とともに異常頻度が増加する傾向があり、特に高コレステロールにおいては、50歳以降は男性より高くなっていますが、これは閉経に伴い血中の脂質を正常に保つ働きのあるエストロゲンが急激に減少するためです。
その他、ロコモティブシンドロームの説明とロコモ度チェックと、健康寿命をいかに延ばすか、厚生労働省が進めている+10について話をしました。

2018年11月13日 | カテゴリー : 卓話 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

卓話 古田千尋様

卓話講師 古田千尋様

卓話 「覚えておきたいこと中小企業社員の仕事と生活の基本マニュアルから」

講師 古田千尋様

2018年10月2日 | カテゴリー : 卓話 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

卓話「青少年奉仕部門について」

青少年奉仕委員長 故金正司「青少年奉仕部門について」
青少年奉仕委員会 委員長 故金正司

1.五大奉仕
(1)クラブ奉仕・・・クラブの機能を充実させる
(2)職業奉仕・・・職業の道徳的水準を高め奉仕の理念を実践していく
(3)社会奉仕・・・人々の生活の質を高めるために行う会員のさまざまな取組み
(4)国際奉仕・・・他国の人々を助けることを目的とした会員が行う親善、平和行動
(5)青少年奉仕

2.青少年奉仕について
(1)若い人々の多様なニーズを認識しつつ、よりよき未来をもたらすために彼らの生活力を高めることによって、若い人々に将来への準備をさせることは、各ロータリアンの責務である。
(2)すべてのクラブと地区は新世代の基本的ニーズ(健康、人間の価値、教育、自己開発)を支援するプロジェクトを立ち上げるよう奨励されている。

3.奉仕プログラム
(1)ライラ・・・ロータリー青少年指導者養成プログラム
(2)インターアクト・・・12歳~18歳までの青少年のための国際ロータリーの奉仕クラブ
(3)ローターアクト・・・18歳~30歳までの青年男女のためのロータリーが提唱する奉仕クラブ
(4)青少年交換・・・1年間、母国以外の国々のホストファミリーと生活を共にし、学校へ通う

卓話「歯科用CTについて」

「歯科用CTについて」 竹村安史会員
竹村安史会員
近年、医科では詳細な診断にはCT画像が使われているが、設備費用が高額であり大病院にしか設置されていない。しかし3次元的な画像把握ができるため2次元画像では診断が困難でスキルを必要としていたものが、CTでは容易に診断が可能となった。

歯科においては、ここ10年でインプラント治療の普及に伴い、歯科用CTの開発が進められ診断治療に用いられるようになった。当院においても移転に伴い、2次元のデジタルパノラマ撮影用装置が故障し修理不能となったため、導入する運びとなった。
当院で導入した歯科用CT装置は顔面の3分の2を撮影することができるため、口腔内だけでなく上顎洞も撮影範囲に含まれるので、上顎洞炎の診断にも有用で、会員のFさんの歯痛が歯原性のものでなく、上顎洞の炎症による可能性を判断でき、耳鼻科への紹介となった。
もし、インプラントによる治療を受けられる場合は、歯科用CT装置があるところで治療を受けられることを
お勧めします。
また、インプラント治療は良い治療法ではありますが、すべての症例で適応症となるものではありませんので、
ご注意ください。

2018年8月28日 | カテゴリー : 卓話 | タグ : | 投稿者 : gifunakarc

職業奉仕について(2)

秋保賢一 会員
秋保賢一会員
安藤会員からパスト会長として職業奉仕について話をするようにとのご依頼を頂戴しました。
もともと当時のシカゴが無法地帯であり,信頼できる仲間と安心して取引したいというところからロータリークラブが始まっていますので,親睦と職業倫理の確立が出発点であったと思います。その後,単なる互恵取引の利己的な団体だという批判が出てきたため社会奉仕活動も行うようになっていきます。
そして,後に国際ロータリーの会長に就任するハーバート・J・テーラーが倒産寸前の会社の建て直しを依頼された際に「四つのテスト」を思いついて,従業員に徹底した結果,見事再建に成功したとされています。もともとは,地元で次々に新しいお店ができてはつぶれていく中でずっと生き残っているお店があり,なぜだろうと思ったところからヒントを得たとされております。正直でまっとうな地元の人に信頼される商売をすることが継続的な事業経営のために必要であるということですね。つまり4つのテストは,もともとは安定的な企業経営のための戦略,コツだったわけです。
しかし,これは同時に職業倫理を示しているものでもあったので,テーラーがロータリークラブに版権を譲って以後,ロータリークラブの標語として使われるようになりました。
この「真実かどうか」というのは,もともとはその商品やサービスに嘘偽りがないかという意味であり,「みんなに公平か」というのはもともと「公正」と訳すのが正しいようであり,それが公正な取引と言えるかどうかという意味です。「好意と友情を深めるか」というのは,取引先や顧客との間で信頼関係を築けるかどうかということであり,「みんなのためになるかどうか」というのは,自分だけが利益を得るのではなく,相手方にも利益が生じているかどうか,つまりWIN・WINの関係になっているかどうかということです。なお,この「みんな」というのは,もともと,all concerned つまり関係者各位であって,従業員も含むと言われています。
その地域社会の色々な職業のトップの人たちが,この四つのテストに従って,信頼関係を基礎とした安定的,持続的な企業経営をしていく,平和共存的な取引関係を構築していく,そうすれば,その地域社会全体が安定的に発展するというのが,職業奉仕の考え方であると理解しています。それが日本全体,さらに世界全体に広まっていけば,最終的には世界平和につながるというのが職業奉仕の理想であると考えています。必ず取引の相手方のことを考える,相手方の損失や犠牲の上に自分の利益を獲得することを否定していくと,格差解消につながるのではないか,格差がなくなれば,国際紛争も起きなくなり,ロータリーの究極目標である世界平和が実現するのではないかという,そういう遠大な理想だと考えています。これは同時に企業戦略として捉えることも可能だと考えています。ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われている頃は,日本の製品は質が高く,日本の企業との取引は信用できるということで国際競争力を築いてきたのではないでしょうか。四つのテストは単なるお人好しにとどまらないと考えています。
この職業奉仕の理念,哲学は,本家のアメリカよりもむしろ日本に定着し,浸透しました。なぜかというと職業奉仕の理想と似たような考え方は,昔から日本にあったからです。近江商人の「売り方よし,買い方よし,世間よし」というのは職業奉仕の理念そのままです。4つのテストが発明される200年も前に日本の商人が同じ考えを持っていたわけです。職業奉仕の理念,哲学は,日本人の精神構造にもマッチしました。
ところが,本家本元のアメリカでは必ずしもそうではなくて,職業奉仕が軸足の右足だとすると対外奉仕の左足が,常に軸足をこちらに移すようにと働きかけてくるわけですね。そういう中で分離独立したのがライオンズクラブです。ライオンズクラブには,職業奉仕という考え方がないので職業分類もありませんし,例会もロータリーほど重視しません。ロータリーの場合は,例会が単なる親睦を超えて,その地域の色々な職業のトップの人たちが毎週集まって社会,経済について語り合う,職業奉仕の理念を自分の商売の中にどうやって実践していくかを考える場だということになっているために職業奉仕を重視することは,そのまま例会重視になるわけです。
その後も色々と紆余曲折があって,現在は,職業奉仕も対外奉仕もどちらも超我の奉仕という考え方のもとに統合されているものと理解しています。しかし,ここへきてRIが明らかに左足,つまり社会奉仕,国際奉仕,青少年奉仕そしてロータリー財団に軸足を移しています。いまや職業奉仕は忘れ去られようとしています。そこで日本の伝統的なロータリークラブが危機感をもって強く反発しているわけです。
私も個人的には,職業奉仕の考え方がなくなったら別にロータリーである必要もないのであって,ライオンズやその他たくさんある寄付団体やボランティア団体と何ら変わりがないことになりますので,ロータリーとしては,やはり職業奉仕の理想は大事にしていくべきであるし,これからも勉強していく価値のある理念ではないかと思っています。

職業奉仕について(1)

職業奉仕委員会
委員長 安藤元一
職業奉仕委員長 安藤元一
ロータリークラブの創立
1905年シカゴは商売もモラルが無く「騙される方が悪い」といった時代に、弁護士ポール・ハリスと3人の友人が2月23日、シカゴの現状を憂いて集まったのが始まり。その後、友人関係が進展し信頼関係から信用へと繋がり、商売上の「互恵のクラブ」として広がる。そしてポール・ハリスによりロータリーと名付けられ1906年には30名の仲間が加わりシカゴクラブが誕生。日本に伝わり1920年日本に伝わり東京ロータリークラブが誕生。

ロータリーの綱領(新訳)
1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業及び社会生活において、日々、※奉仕の理念を実践すること
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的なネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること
※ロータリーの綱領で使われている「ideal of service」=奉仕の理想・奉仕の理念
理念:理性によって得られる最高の概念
理想:努力して到達しようとする目標
→「奉仕の理念の理想的なあり方を学ぶ集団」

四つのテスト
1932年ハーバート・テーラーによって初めは企業再興の社是として創られた。
→ロータリーに導入後、職業奉仕の倫理規範となり、ロータリーに関する「物事の判断の基準」→現在では人間関係の和を良好に保つための指針として唱えられている
また、4つのテストは1つ1つ追及・分析するのではなく「4つひとくるみにふんわりと考えればよい」

「決議23-34」について
1923年セントルイスでの世界大会で採択された{綱領に基づく諸活動に関するロータリーの方針}というサブタイトルがついたロータリーの理念であり不易なるロータリー哲学を語っている。
ロータリーとは
基本的には一つの人生哲学であり、※1利己と利他の感情の間に常に存在する葛藤を和らげようと、修行することである。この哲学は奉仕-「超我の奉仕」の哲学であり、これは※2「最も良く奉仕する者 最も多く報われる」という、実践的な倫理原則に基づくものである。

※1利己と利他を併せ持つ「我」の人間性を認めるが、利己心と利他の心のシーソーを利他に傾けるよう努力せよ。→その方法を学ぶ処がロータリーである
He profits most who serves best.
※2 1902年アーサー・フレデリック・シェルドンによって販売学の教科書引用されたセールス成功の論理でした。 profit=報いの現意は、実利実益である金銭的な報酬の意味と解釈されます。つまり正当な利潤を無視した、精神的な満足だけではありません。
職業奉仕は迂遠な理論ではありません。シェルドンの職業奉仕は身近な日々の生業の中にある至極当たり前な考え方。シェルドンの職業奉仕理念発想の原点は、商売繁盛の基本理念と同じです。
→二つのモットー 「利他の心を以ってすれば、利自ずから己に還る。奉仕は無心であれ。」

I serve と WE serveについて
I serve
個々が同じ志と云う相互関係で結束した「集団」
WE serve
共通の目的のために組織化された『団体』
即ち I serveの Iは集団を形成する「我」。 WE serveの Iは団体に従属する「我」